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Vol.39) 幼児教育



 近年、卓球を始めている子供たちは、年々始めるのが早くなっている気がします。
 現日本チャンピオンの水谷選手も、5歳の時にはすでに卓球を始めていたと言います。
 試合.jp動画にご協力いただいている松島輝空選手は、全日本チャンピオンの水谷選手よりもかなり早い2歳5ヶ月で卓球を始めています。

 では、なぜ? そんな早くから卓球をやるのか!? 早く卓球を始めれば強くなれるの?!
について考えてみることにしました。





 人間の脳細胞は約百四十億個あるといわれていますが、生まれたばかりの赤ん坊の脳は白紙の状態で、その脳細胞のほとんどは稼動していません。外から入ってくる情報の処理と言う脳細胞特有の働きが可能になるには、多くの細胞がお互いに手を伸ばし、つながり合い、絡み合うことで脳の配線工事が進んでいくようです。
 最新の脳科学大脳生理学では、この配線工事が急速に進む時期が、ちょうど0歳から3歳ごろとされています。
しかも、脳の配線全体の70~80パーセントが3歳までにでき上がってしまうということです。
 この脳細胞の配線工事が進むにしたがって、脳の重さも増え、生後6ヶ月で二倍、三年で大人の80パーセントにまで増えるということです。つまり、最も基本的で重要な情報処理の仕組みは3歳までに思考、意志、創造、情操といった高度なものが形成され、「いかに使うか」という脳の働きは、3歳以後に育てられます。

 幼児は、興味を持つものならば何でも覚える。
 3歳ごろまでの幼児の頭脳の吸収力は、大人の頭脳のそれよりもはるかに高いようです。だから、「与えすぎ」などということを心配する必要はないのです。幼児の頭脳は、あらゆるものを海綿のように吸収し、十分吸収しつくしたら、吸収は自然に止まるようになっています。次には、組み上げられたハードウエア(配線)をどう使うか、と言った働きをもった脳細胞を組み上げる時期に至ります。
 この時期(3歳前後)は子どもに何を与えるかよりも、いかに興味もたせるかが、非常に重要なポイントになります。

 この年齢の幼児は、興味を持ったものは貪欲なまでに吸収し、記憶していきます。いろいろなことをしつこく聞くのは、興味を持っているなによりの証拠です。こうした時期が、頭脳の働きや性格形成に最も重要な役割を果たす意欲とか創造性とか、やる気とかが育まれるのです。





 世界のTOPに君臨する中国では、11歳で世界に出れる選手(中国代表候補)か否かを決定すると言われています。
 日本卓球人賞の指導者賞を受賞している吉田安夫先生は、今日の日本卓球界では、8歳ぐらいの時に全国大会の上位にいなければ、世界に出て戦うのは厳しい。とお話ししてくださいました。

 今日の日本代表として活躍している選手のほとんどは、小学生の低学年もしくは、それよりも前から卓球を始め、活躍している選手が大半ということです。
 








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